はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
今回は、税理士事務所を規模と付加価値で4つに分類してみたいと思います。税理士事務所を選ぶときの基準のひとつとして使ってみてください。
税理士事務所を規模と付加価値で分類
税理士事務所を規模と付加価値で分類すると、下図のようになります。
デパート型の税理士事務所
デパート型の税理士事務所の税理士事務所とは、いわゆる大手大規模の税理士事務所が当てはまります。付加価値が高く、規模が大きい事務所です。
百貨店と言われるデパートのように、色んな種類のサービスを提供しており、各サービスの質も一般的に高レベルです。
メリット
- あらゆる業種のさまざまな課題に対応できるよう、サービスラインが充実している
- 税理士をはじめとした人材が豊富である
- ネームバリューがある
デメリット
- 料金が高い
- 担当者によってサービスの質の差が非常に大きい
- 担当者の入れ替わりが激しい
向いている顧客
- いわゆる大企業や売上30億円以上あるような中堅企業といわれる法人に向いています。
大型スーパー型の税理士事務所
大型スーパー型の税理士事務所とは、税理士ではない単価の安いスタッフを大量に採用して、仕事内容を定型化・標準化して価格を下げている税理士事務所が当てはまります。付加価値は低く、規模が大きい事務所です。
メリット
- 価格が安い
デメリット
- 定形業務が中心のため、イレギュラーな問題には対応してくれない
- 直接対応してくれるのは、基本的に税理士ではないスタッフである
- 有益なアドバイスなどはあまり期待できない
向いている顧客
- 最低限のサービスで構わないので、とにかく税理士報酬を安くしたい個人や法人に向いています。
個人商店型の税理士事務所
個人商店型の税理士事務所とは、昔からあるタイプの税理士1人、スタッフ1~2人の個人事務所で、仕事内容のほどんどが記帳と税務申告書の作成である税理士事務所が当てはまります。付加価値は低く、規模も小さい事務所です。税理士の高齢化がすすんでいる事務所が多いです。
メリット
- 昔からの馴染みなら気を使わなくていい
- 人的付き合いができるので融通がきく
デメリット
- 料金体系が不透明で昔からの高い価格水準を維持している場合がある
- サービスの質が税理士1人の力量に大きく左右される
向いている顧客
- 昔から付き合いがある場合や、新しい事業を始める予定はなく現状維持を望んでいる個人や法人に向いています。
セレクトショップ型の税理士事務所
セレクトショップ型の税理士事務所とは、規模は大きくないが、記帳や税務申告書の作成以外にも得意とするサービスや業種などがあって、他の事務所と差別化できている税理士事務所が当てはまります。付加価値が高く、規模は小さい事務所です。
メリット
- 大手事務所出身者も多くサービスのレベルが高い
- 自分のニーズと合致していれば、心強い味方になってくれる
デメリット
- サービスの質が税理士の力量に大きく左右される
- 税理士の関与度合いが高いため、格安の事務所に比べて料金が高い
向いている顧客
- 目的が明確であったり、事業を大きくしたいと考えている個人や法人に向いています。
おわりに
私たちは、セレクトショップ型の税理士事務所として、港区・渋谷区・新宿区を中心とした東京23区のお客様で、事業をスタートして間もないけど、事業を大きく成長させたいとお考えのお客様をサポートしています。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。