こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ東京事務所代表の公認会計士・税理士の佐藤と申します。
｢なぜ大手会計事務所から独立したのですか？｣
顧問先のお客様から私個人への一番多い質問です。自己紹介を兼ねて独立までの経緯をお話したいと思います。
｢ 代表略歴に戻る ｣
トーマツに入社
私は、2002年に公認会計士2次試験に合格後、Big4と呼ばれる世界4大会計事務所のひとつデロイト・トゥシュ・トーマツのメンバーファームである有限責任監査法人トーマツに入社しました。数ある会計事務所から就職先にトーマツを選んだのは、トーマツが｢仕事が一番きつくつらい｣との評判があったからです。どうせ働くなら一番厳しいところで自分を成長させたいと思い、入社を決めました。
トーマツでの成長
有限責任監査法人トーマツでは、100社あまりの様々な業種、様々な規模の企業の会計監査に従事しました。また、株式公開支援、内部統制構築、SOX法対応、原価計算構築及び連結決算支援などのコンサルティング業務の経験も積むことができました。
お世辞にも優秀とはいえなかった私でしたが、上司や先輩、クライアント先からみっちりと鍛えられたおかげで、なんとか一人前の公認会計士になれたと思います。
2007年には、念願叶い、かねてからの希望であったデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー株式会社に異動することができました。ここでは、大企業の合併や買収といったM&Aにかかわる業務が中心でした。監査法人時代に増して激務で土日出勤や徹夜も日常でしたが、日経新聞に載るような大きな案件に携わることができて、やりがいも大きく充実した日々を送ることができました。
このままトーマツに身を置いて、大企業を相手にした｢大きな案件｣をこなしていくつもりでした。公認会計士、税理士、経営コンサルタント、金融機関担当者や弁護士など総勢数十人のチームによる｢大きな案件｣がようやく終わってひと息ついていたところ、ある｢小さな案件｣を1人で担当することになりました。
独立の決意
この｢小さな案件｣は、文字通り規模の小さな会社のお客様の仕事でした。お客様と二人三脚で仕事をすすめて無事に案件が終わりました。そして、打ち上げとして居酒屋でお客様と祝杯をあげていたときに、思いがけない沢山の感謝の言葉を頂戴しました。よくあるお話だと思いますが、私はこのことに大きな感銘を受けたのです。
この出来事をきっかけに、｢案件の規模や報酬の大小だけが仕事ではない、もっとお客様の身近で感謝される仕事がしたい。トーマツにいることで身につけることができた知識と経験を、大企業のように高い報酬を払えないお客様に提供することができればきっと喜んでもらえるはず。｣、そう強く思うようになって独立を決意しました。
お客様とともに
独立してからは、ベンチャー企業や設立間もない若い会社、起業したてのフリーランス・個人事業主といったお客様の支援を中心として活動しております。
これからも、困ったときには最初に頭に浮かんでもらえるような話しやすく相談しやすい公認会計士・税理士を心がけて、お客様の成長とともに自らも成長するべく勇往邁進したいと思います。
まだまだ小さな会計事務所ではありますが、お客様のお役に立てるよう精一杯努めますので何卒よろしくお願い致します。