はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
今回は、一番有名だと思われる経営戦略の理論である、マイケル・E・ポーターの3つの基本戦略をご紹介したいと思います。
競争優位のタイプ
マイケル・ポーターは、企業の競争優位のタイプをコストリーダーシップ戦略と差別化戦略の2つに分けており、それぞれを市場の大小ごとに計4つのパターンに分類しています。
コスト・リーダーシップ戦略
規模の経済、経験曲線などにより他社よりも低コストで生産・販売することで、市場シェアを高め競争優位を目指す戦略です。業界1位のマーケットリーダーやそれに追随するフォロアーに適した戦略です。
ハンバーガー屋さんに当てはめるとマクドナルドが該当します。
差別化戦略
特徴ある製品、品質、サービスをによって他社と差別化することにより、新たなブランドを構築することで、競争優位を目指す戦略です。チャレンジャーに適した戦略です。
ハンバーガー屋さんに当てはめるとモスバーガーが該当します。
集中化戦略
広いマーケット全体をターゲットにするのではなく、地域、年齢、性別などの特定のセグメントに集中することで競争優位を目指す戦略です。
集中したセグメントにおいてコスト優位を目指すコスト集中戦略と、集中したセグメントにおいて差別化を目指す差別化集中戦略に分かれます。
新しく事業を始める場合は、一般的に差別化集中戦略をとるのが良いとされており、起業から間もない会社やベンチャー企業に適した戦略です。
ハンバーガー屋さんに当てはめると流行りのCafe型高級バーガー屋さんが該当します。
低コスト | 特異性 | |
マーケット全体 | コスト・リーダーシップ戦略 | 差別化戦略 |
セグメント集中 | コスト集中戦略 | 差別化集中戦略 |
どの戦略なのかを意識する
この戦略は途中で変更することはもちろん問題ないですが、現時点でどの戦略に基づいて行動しているのかを明確して、常に意識することが重要です。
当社に当てはめますと、特定セグメント(東京都23区、港区、渋谷区、新宿区を中心とした創業間もないお客様)において差別化(高品質、起業から上場まで一貫サポート)する差別化集中戦略をとっております。
おわりに
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。