はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
公認会計士・税理士として、港区や渋谷区、新宿区といった東京23区の起業家様の会社設立をサポートしてきた経験から、フリーランス・個人事業主の皆さんが会社設立を考えた時に、法人成りって実際の話どうなの?というところを柔らかくお伝えできればと思います。
会社を設立して事業を拡大しようと考えているフリーランス・個人事業主の皆さんのお役に立てれば幸いです。
5. 会社設立代行会社にお願いしよう
6. 印鑑を買おう
7. 公証人に定款を認証してもらおう
5. 会社設立代行会社にお願いしよう
株式会社を設立するには、全て含めて30万円弱の費用がかかります。
インターネットや書籍と格闘しながら、会社設立をイチから自分でやろうとなるととても大変です。時間も費用も余計にかかったあげくに、間違ってしまう可能性もあります。そのため、会社を設立する際は、業者さんにお願いした方が良いと思います。会社設立の結果について、業者間でのクオリティの違いは基本的にはありません。インターネットで探して安いところ、手がけた件数が多いところを選べば問題ないでしょう。会社設立の登記申請の書類の提出までお願いしたいなら司法書士に頼みましょう。(行政書士は定款の電子認証の申請手続きはできますが、登記申請書類の提出の代行はできません。)
なお、会社設立で検索すると、税理士や会計事務所で、格安もしくは無料で会社設立をしてくれるところが多く見つかると思いますが、これには顧問契約がセットになっています。会社設立を格安で引き受ける代わりに、毎月の顧問料を高めに設定して代金を回収するというビジネスモデルになっています。顧問契約は途中解約すると違約金が発生するとうたっている事務所がほとんどです。もし税理士との相性が悪かったら・・・会社設立の代行と税理士の顧問契約は別で考えた方がいいかもしれません。
6. 印鑑を買おう
印鑑は注文してから届くまで時間がかかります。社名が決まっているのなら早めに注文しましょう。会社の印鑑は代表者印、銀行印、角印と3種類作ります。Amaozn、楽天で探せば安い業者さんが沢山見つかります。どこに頼んでも印影は大きく変わらないため、好きな素材とデザインで選べばいいでしょう。最近はチタン素材が流行っているみたいですね。
7. 公証人に定款を認証してもらおう
この作業は自分で行う場合についてです。会社設立代行会社にお願いする場合は不要です。
定款ができたら、公証役場に電話予約してから持参して、定款が法律に基いて適正に作成されているという証明を公証人にしてもらいます。公証人手数料が5万円かかります。その他印紙代が4万円かかりますが、これは会社設立代行会社に依頼すれば無料になるので、前回も申しましたが、会社設立は自分でやろうとせず、業者さんに依頼しましょう。
発起人全員の実印をもっていくとなにかあったときに安心ですね。公証人は、裁判官や検事を定年で退官した人が多いため、少しお固い感じはしますが、丁寧に説明してくれますよ。
会社を設立する際の定款については下記ページも参考にしてください。
会社設立の手続き-定款-1-定款とは?
会社設立の手続き-定款-2-定款の記載例
会社設立の手続き-定款-3-公証人の前に法務局で定款をチェックしてもらう
会社設立の手続き-定款-4-定款を製本する
会社設立の手続き-定款-5-定款の認証
会社設立の手続き-定款-6-株式の譲渡は制限するのがおすすめ
おわりに
フリーランス・個人事業主からの会社設立については、下記のページも参照ください。
港区や渋谷区、新宿区といった東京23区で、会社設立して事業を拡大しようとお考えのフリーランス・個人事業主の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある当税理士法人にお声がけください。税金や節税だけでなく、会社設立のアドバイスを得意としている若手の公認会計士・税理士が、あなたとあなたの事業の支援をさせて頂きます。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
その他の税金や節税、起業などについては情報の一覧をご覧ください。
東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。