カテゴリー: ネットオークション

ネットオークション-確定申告の必要経費や所得(儲け)の計算方法

はじめに

こんにちは、東京都港区税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

ITやインターネットに強い公認会計士・税理士として、港区や渋谷区、新宿区など東京23区のベンチャー企業やフリーランス・個人事業主様を支援してきた経験から、インターネットにまつわる税金について解説します。

今回は、ヤフオクや楽天オークションなどのネットオークションについて、確定申告する場合の必要経費や所得(儲け)の計算方法について説明したいと思います。

 

 

ネットオークションの確定申告

ネットオークションで売ったモノが税金のかかるモノであり、ネットオークションによって、1年間に一定額以上の所得 ( 税金計算上の儲け、利益のこと ) が出た人は、確定申告をして税金を納める必要があります。

ネットオークションで売って税金がかかるモノ、税金がかからないモノについては
ネットトオークション-売ると税金がかかるモノ
を参照ください。

ネットオークションの利用者で確定申告しなければならない方については
ネットオークション-確定申告が必要な人
を参照ください。

ネットオークションの税務調査については
ネットオークション-税務調査、なぜ税務署にバレるのか
を参照ください。

 

 

ネットオークションの所得計算

納める税金を計算するうえで基準となる金額は、ネットオークションで得た所得金額です。

所得金額とは、税金計算上の儲けや利益のことです。
売上代金から必要経費を差し引いたものが所得金額になります。

東京都港区の税理士法人インテグリティ作成のネットオークションの所得計算
ネットオークションで売った金額である売上代金だけで税金を計算するのではないのでご注意ください。

この所得金額が小さいほど税金が安くなります。

 

 

ネットオークションの必要経費

ネットオークションの必要経費としてたくさん計上することができれば、その分だけ所得金額が小さくなるので、節税になります。

ネットオークションの必要経費になりそうなものの一例です。

  • ネットオークションで販売する商品の仕入れ代金
  • 商品を発送する際にかかる梱包代や送料
  • インターネット接続のプロバイダ料金
  • ヤフオク手数料 ( 落札システム利用料 )
  • 楽天オークション手数料 ( システム利用料 )
  • 水道光熱費や家賃 ( 自宅の場合はその一部だけ )

ネットオークションに直接的 ( 間接的ではダメです ) に関係する経費に限られます。そして大多数の意見としてネットオークションに関する経費だろうという客観性も必要です。

自宅家賃や水道光熱費などは、全額を必要経費にすることはできません。ネットオークションで使った分だけを按分計算することになります。この按分計算、税務調査において見解が分かれる部分でもありますので、税理士に相談することをオススメします。

また、節税になるからといって、不要な支出を増やしてまで必要経費にすることは本末転倒です。現時点で支出しているものから、必要経費にできるものをピックアップして領収書を保管しておきましょう。

 

 

おわりに

港区、渋谷区、新宿区など東京23区で、ITやインターネット関連で起業をお考えの方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある当税理士法人にお声がけください。税金だけでなく、ビジネスやファイナンス、ITに強い若手の公認会計士・税理士が、あなたの事業の持続的な発展のお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
税金や節税、起業などについて、皆様のお役に立てる情報があるかもしれませんので、よろしかったら情報の一覧もご覧ください。

東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。

ネットオークション-税務調査、なぜ税務署にバレるのか

はじめに

こんにちは、東京都港区税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

ITやインターネットに強い公認会計士・税理士として、港区や渋谷区、新宿区など東京23区のベンチャー企業やフリーランス・個人事業主様を支援してきた経験から、インターネットにまつわる税金について解説します。

ヤフオクや楽天オークションなどのネットオークションについて、その儲けを確定申告しないと税務調査が入ることがあります。今回は、なぜ税務署にバレてしまうのかを説明したいと思います。

 

 

ネットオークションの確定申告

ネットオークションで売ったモノが税金のかかるモノであり、ネットオークションによって、1年間に一定額以上の所得 ( 税金計算上の儲け、利益のこと ) が出た人は、確定申告をして税金を納める必要があります。

確定申告をしないままでいると、ある日突然税務調査が入って、ペナルティとして多額の税金を払うことになってしまうかもしれません。

どれくらいの罰金が課されてしまうかについては、
附帯税-過少申告、無申告、延滞などのペナルティ・罰金
を参照ください。

ネットオークションで売って税金がかかるモノ、税金がかからないモノについては
ネットトオークション-売ると税金がかかるモノ
を参照ください。

ネットオークションの利用者で確定申告しなければならない方については
ネットオークション-確定申告が必要な人
を参照ください。

ネットオークションの確定申告における所得(儲け)の計算については
ネットオークション-確定申告の必要経費や所得(儲け)の計算方法
を参照ください。

 

 

国税庁の電子商取引専門調査チーム

ネットオークションによる取引は年々増加しており、それに合わせてネットオークションによる儲けを税務署に申告しない人も増加しています。

ネットオークションでの取引は、実店舗での取引と違って、税務署にはバレにくいとお考えの方も多いようですが、そんなことはありません。

平成24年度に、ネットオークション(インターネットを利用して行われるオークション取引)に対して、税務調査が行われた件数は461件です。1件当たりの申告漏れの所得金額は1,004万円になっています。

国税局では、ネットオークションなどインターネットによる取引について、電子商取引専門調査チームを設置して、悪質な納税者を把握し、適正に税金を課することに近年とても力を入れています。そして、インターネットに非常に詳しい優秀な調査官はどの税務署にもいます。

繰り返しますが、ネット取引だからといってバレにくいなんてことはないので注意してくださいね。

 

 

儲けが少なくても税務調査は入ります

税務調査にもコストがかかるのだから、わざわざコストをかけてまで、儲けが少ない自分のところになんか税務調査は入らないだろうと考える方もいると思います。

もちろん、多額の税金をちょろまかしている納税者のところへ税務調査に入ったほうが、単発での効果は高いですし、実際に税務調査に入る確率も高いでしょう。

しかし、儲けが少なくても税務調査に入るぞってことを世間に知らしめることで、適正な納税を促すことができれば、それこそコストパフォーマンスが高い税務調査であると言えますね。ネットオークションの儲けが少ないからといって税務調査が入らないとは限りませんので注意してください。

 

 

なぜ税務署にバレるのか

ネットオークションでの儲けを申告しないと、なぜ税務署にバレるのでしょうか。そのルートはいくつもあります。

ネットオークションに出品した商品が落札されると、出品者は手数料を支払います。ヤフオクならヤフーに、楽天オークションなら楽天に、落札金額の数%にあたるシステム利用手数料を支払いますね。この手数料の支払い状況から足がつくのです。

また、怪しいと目星を付けたネットオークション出品者については、実際に商品を落札することで、支払先などの情報を入手することもあります。

「ネットオークションでこんなに儲けました」なんていう、ブログ記事などからも目が付けられるかもしれません。

「あいつはネットオークションでこんなに儲けている」なんていう税務署へのタレコミから税務調査につながることだってあります。

このように税務署はいろんな方面から情報を収集しているのです。

そしてある日突然、税務署から税務調査に入りたい旨の連絡がくるのです。

税務調査が入ってしまえば、今まで申告しないことによって納めるはずの税金で得していた分なんて、吹っ飛んでしまいます。吹っ飛んでしまうだけでなく、余計なペナルティも支払わなければなりません。
いつ入るか分からない税務調査に怯えるよりも、しっかり儲けて、毎年ちゃんと確定申告して税金を納めてくださいね。

 

 

おわりに

港区、渋谷区、新宿区など東京23区で、ITやインターネット関連で起業をお考えの方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある当税理士法人にお声がけください。税金だけでなく、ビジネスやファイナンス、ITに強い若手の公認会計士・税理士が、あなたの事業の持続的な発展のお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
税金や節税、起業などについて、皆様のお役に立てる情報があるかもしれませんので、よろしかったら情報の一覧もご覧ください。

東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。

ネットオークション-確定申告が必要な人

はじめに

こんにちは、東京都港区税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

ITやインターネットに強い公認会計士・税理士として、港区や渋谷区、新宿区など東京23区のベンチャー企業やフリーランス・個人事業主様を支援してきた経験から、インターネットにまつわる税金について解説します。

今回は、ヤフオクや楽天オークションなどのネットオークションについて、確定申告をして税金を納める必要がある人について説明したいと思います。

 

 

ネットオークションの確定申告

ネットオークションでモノを売った場合であっても、売ったものが自分や家族が日常生活で使っていた生活用動産であるならば、税金はかからないので確定申告する必要はありません。

しかし、ネットオークションで売ったモノが税金のかかるモノであり、ネットオークションでの所得 ( 税金計算上の儲け、利益のこと ) が1年間に一定額以上出た人は、確定申告をして税金を納めなければなりません。

基準となる金額は、ネットオークションで得た所得金額です。

ネットオークションで売った金額である売上ではありません。
売上代金から仕入れ代金や経費を差し引いた残りの利益、儲けが所得金額になります。

ネットオークションの税金については下記も参照ください。

売って税金がかかるモノ、かからないモノについては、「 ネットオークション-売ると税金がかかるモノ
儲け(所得)の計算については、「 ネットオークション-確定申告の必要経費や所得(儲け)の計算方法 」
税務調査については、「 ネットオークション-税務調査、なぜ税務署にバレるのか 」

 

 

給料をもらっている方

会社からお給料をもらっている会社役員やサラリーマン、アルバイト、パートタイマーの方といった給与所得者の場合は、ネットオークションでの儲けが、1月1日から12月31日までの1年間で20万円を超えると、所得税の確定申告をして税金を納める必要があります。

この20万円という金額は、ネットオークションだけの儲けではなく、給料以外の儲けの全てを含めた金額です。ネットオークションの他に、例えばアフィリエイトでも儲けがある場合は、ネットオークションの儲けとアフィリエイトの儲けを合わせて20万円を超えるかどうかを判定するのです。

よくインターネットでは「儲けが20万円以下なら確定申告をしなくてもいい」との情報が書いてありますが、半分正しく半分間違っています。

儲けが20万円以下の場合、税務署に所得税の確定申告をしなくてもいい(してもいい)のですが、
市区町村に住民税の確定申告をしなければなりません。

税務署に所得税の確定申告を行えば、市区町村町に住民税の確定申告をする必要はありません。税務署から市区町村に税金の情報が渡されるからです。

給与所得者の方で、ネットオークションなどの儲けが1円でもある場合は、確定申告をした方がいいと思います。

なお、ネットオークションでの儲けについては住民税から勤め先の会社にバレる可能性があります。
確定申告の際に住民税を普通徴収にすれば会社にはバレないとの情報がインターネットに書いてありますが、それだけでは会社バレ対策としては不十分なので注意してください。会社にバレずに副業する方法については、別ページで詳しく書きたいと思います。

 

 

ネットオークション以外に収入がない方

学生や専業主婦の方など、ネットオークション以外に収入がない人については、

  • ネットオークションでの儲けが33万円以下の場合は、所得税も住民税も確定申告する必要はありません。
  • ネットオークションでの儲けが33万円を超えると、住民税の確定申告をする必要があります。
  • ネットオークションでの儲けが38万円を超えると、所得税の確定申告をする必要があります。親や配偶者の扶養に入っている方は、儲けが38万円を超えると扶養から外れてしまうので注意してください。所得税の確定申告をすれば住民税の確定申告をする必要はありません。

儲けの金額については、給与所得者の場合と同様にネットオークション以外の儲けも含めて算定します。

 

 

確定申告をしている人

フリーランス・個人事業主の方など、ネットオークションをしていなかったとしても確定申告をする必要がある場合は、ネットオークションでの儲けについても、その儲けた金額にかかわらず確定申告書に記載しなければなりません。

事業所得についてはちゃんと確定申告するけど、ネットオークションでの儲けは微々たるものなので確定申告には含めていないよ、という方が時々いらっしゃいますが、それではアウトなので注意してくださいね。

 

 

おわりに

港区、渋谷区、新宿区など東京23区で、ITやインターネット関連での起業や副業をお考えの方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある当税理士法人にお声がけください。税金だけでなく、ビジネスやファイナンス、ITに強い若手の公認会計士・税理士が、あなたの事業の持続的な発展のお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
税金や節税、起業などについて、皆様のお役に立てる情報があるかもしれませんので、よろしかったら情報の一覧もご覧ください。

東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。

ネットオークション-売ると税金がかかるモノ

はじめに

こんにちは、東京都港区税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

ITやインターネットに強い公認会計士・税理士として、港区や渋谷区、新宿区など東京23区のベンチャー企業やフリーランス・個人事業主様を支援してきた経験から、インターネットにまつわる税金について解説します。

今回は、ヤフオクや楽天オークションなどネットオークションについて、売ると税金がかかるモノについて説明したいと思います。

 

 

ネットオークションで何を売ったか

ネットオークションで何かを売ったからといって、必ず税金がかかるワケではありません。

ネットオークションで何を売ったかで、税金がかかる、税金がかからない、が決まってきます。
税金がかかるモノを売って一定額以上の儲けが出ると確定申告をして税金を納めなければいけなくなります。

ネットオークションの税金については下記も参照ください。

確定申告については、「ネットオークション-確定申告が必要な人
儲け(所得)の計算については、「ネットオークション-確定申告の必要経費や所得(儲け)の計算方法
税務調査については、「ネットオークション-税務調査、なぜ税務署にバレるのか

 

 

ネットオークションで売っても税金がかからないモノ

自分や家族が日常使用している生活用動産をネットオークションで売っても税金はかかりません。たくさん売っても税金はかかりません。

生活用動産とは、衣服や家具、日常使用する器具、通勤用自動車などの生活に通常必要な動産のことをいいます。30万円以下の貴金属や宝石なども生活用動産に含まれます。

家庭で使っていたけど不要になったものを処分するために、ネットオークションを利用した場合などは、税金はかからないでしょう。

 

ただし、生活用動産をネットオークションで売った場合であっても、それが営利を目的として継続的に行われるものについては、税金がかかるので注意してください。

例えば、
自分が使っていたけどいらなくなった本やゲームなどをネットオークションで売ったとしても、生活用動産の譲渡として税金はかかりません。
しかし、せどりなど、はじめから転売する目的で仕入れた本やゲームをネットオークションで売った場合は、儲けによっては税金を収める必要があります。

 

 

ネットオークションで売ると税金がかかるモノ

上記の「ネットオークションで売っても税金がかからないモノ」以外のものをネットオークションで売ると税金がかかります。

これらの税金がかかるモノを売って一定額以上の儲けが出ると確定申告をして税金を納めなければいけなくなります。

ネットオークションで売ると税金がかかるものの一例です。

  • 日常使っている生活用動産以外のモノ
  • 生活用動産でも、自分で使うためではなく転売などで儲ける目的で仕入れたモノ
  • 30万円を超える貴金属や宝石など

 

判断が難しいモノの例として、高級車があります。
通勤で使っていれば高級車であっても生活用動産とみなされます。週末毎に家族でお出かけするため、配偶者や家族が普段の買物などに使っている高級車もおそらく生活用動産とみなされるでしょう。
完全な趣味で保有しているスポーツカーなどは、税務署に生活用動産とみてもらえない場合があります。

 

 

おわりに

港区、渋谷区、新宿区など東京23区で、ITやインターネット関連での起業や副業をお考えの方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある当税理士法人にお声がけください。税金だけでなく、ビジネスやファイナンス、ITに強い若手の公認会計士・税理士が、あなたの事業の持続的な発展のお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
税金や節税、起業などについて、皆様のお役に立てる情報があるかもしれませんので、よろしかったら情報の一覧もご覧ください。

東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。